最近かなり涼しくなって来ました。このぐらいの気温がちょうどいい西です。
今回はイラストレーターで不透明マスクを使って画像などに透明のグラデーションを掛ける方法を説明したいと思います。
フォトショップで画像に透明グラデーションを掛ける方法は以前のブログに掲載されていますが、今回はイラストレーターなので操作の仕方が全く違います。
レッツ透明!(操作説明はIllustratorCC2017となります)
上記のように端に向かって透明になるグラデと円形に透明になるグラデを掛けていきたいと思います。
線形グラデーションで不透明マスクを掛ける
まずイラストレーター上に「ファイル」→「配置」で好きな画像を配置します。
スナメリの赤ちゃんです。かわいい。
次に「長方形ツール」を使って画像の上に画像と同じサイズかそれより大きいサイズの長方形を作ります。
そしてその長方形に白と黒でグラデーションを掛けます。
次に「透明パネル」を出します。
「ウィンドウ」→「透明」で透明パネルを出す事ができます。
配置した画像とグラデを掛けた長方形をどちらも選択して、透明パネルの「マスク作成」ボタンを押します。
すると…
画像に透明グラデーションが掛かりました!
分かりやすいように背景に黒を置いてみました。
きちんと徐々に透明になっているのが分かります。
黒い方が透明になる
不透明マスクは黒が透明、白が不透明となります。
なのでグラデーションを自分の好みで調整することで透明部分が自由に変更できます。
透明パネルの「マスクを反転」にチェックを入れると先ほどとは逆に黒が不透明、白が透明に変更することも可能です。
こんなこともできます
画像を選択すると透明パネルの中で画像とマスクを掛けている長方形部分が表示されるのですが、これのリンクを外して自由に中で動かす事ができます。
真ん中にある鎖のマークを押してリンクを解除します。
画像を選択して位置を変えてみると、マスクはそのままに画像のみを移動できます。
マスクの方を選択して位置を変えると画像はそのままにマスクを移動する事ができます。
円形グラデーションで不透明マスクを掛ける
続いて円形で透明になる方法です。
「楕円形ツール」でマスクを掛けたい所に円を作ります。
グラデーションの設定で種類を「円形」にして外側が黒になるようにします。
後は先程と同じ手順ですが、画像と円を両方共選択して透明パネルで「マスク作成」を押します。
すると…
画像に円形の透明グラデーションが掛かりました!
画像だけじゃなくオブジェクトにも使える
不透明マスクは画像だけではなくパスでできたオブジェクトにも掛ける事ができます。
ここにイラストレーターで描いたエビ子がいます。
先程と同じ工程で同じように透明グラデーションを掛ける事ができました!
エビ子ー!
注意点
1点気をつけないといけないのが、透明パネルの不透明マスク部分を選択している状態だとマスクのみを編集するモードになっています。
レイヤーも不透明マスクのレイヤーになっています。
このままだと普通のオブジェクトが触れないので「あれ?何も触れない!」となってしまう事があります。
透明パネルの左側の通常画面が表示されている部分を選択すれば通常のモードに戻るので間違えないように気をつけて下さい。
最後に
私がイラストレーターを使い始めたころは、イラレ上で画像に透明グラデーションが掛けれるなんて思ってもいませんでした。
画像の編集といえばフォトショップだろうと思っていたので、初めて知った時はイラレで出来るんだ!とビックリしましたw
私みたいな方が他にもいるかもしれないし、いないかもしれないけど今回ご紹介させて頂きました。
ここまで読んでくださりありがとうございます!