佐賀県西部で車を走らせていると感覚的には10秒間に30個ほど見かける「丸兄」と書いてある黄色い看板はご存知でしょうか?
ご存知ない方のために、Googleストリートビューを貼っておきます。このように数十メートルの間に看板が林立しているのを佐賀県西部〜長崎県東部のいたるところで目にします
そんな看板でおなじみの丸兄(まるけい)商社さんは本場有田に展示場を構える有田焼最大の販売店です。
丸兄商社さんの通販サイトを今年2月にリニューアルさせて頂き、納品後のミーティングに伺った際に店内を色々と見せて頂いたのでその時のレポートをアップいたします
上有田駅徒歩1分&大駐車場完備なのでアクセスしやすい
弊社は博多駅徒歩圏内にあるので、社用車を用意していません。
どうしても車じゃないと行けない場所に行くときにはタイムズプラスを利用するようにしていますが、私はあまり運転が好きではないので、車か公共交通機関どっちで行ってもそんなに時間とコストが変わらない場合は公共交通機関をチョイスしています
駅からのアクセス
丸兄商社さんの最寄駅はJR佐世保線の上有田駅
レトロな感じの駅舎です
駅舎を出て右を見るとすぐに丸兄商社さん。駅からの道のりがわからないということはまずないと思います
車でのアクセス
波佐見・有田ICより車で10分ほどの場所にありますが、高速を降りると黄色い看板がいたるところにあるので、きっと迷うことはないでしょう
駐車場は写真に写っているところと、道を挟んだ向かいの二箇所あり、100台以上の駐車スペースがあります
ただ、駐車場について特筆すべきは駐車台数ではなく、こちら
こちらは、壁に有田焼っぽい飾りをつけたものではなく、本物の有田焼なんだそうです
駐車場に飾られた額皿の総額はなんと2億円!
店内の様子
冒頭に記載したとおり、丸兄商社さんは有田焼最大の展示場だそうで、2500坪の展示・販売スペースには約2万点の商品が所狭しと並べられています
お伺いした日がひな祭りのちょっと前だったので、有田焼の雛人形販売されていたり
普段使いしやすい価格帯、デザインのお皿があったり(私は四角いお皿を買いました)
ちょっとしたお土産としても手が出やすい価格帯のコーナーがあったり
店員さんに鍵を開けてもらわないと見れないショーケースの中には
人間国宝、重要無形文化財の品々も展示販売されています
トイレも有田焼
トイレまで有田焼の仕様にされていらっしゃるとのことでしたので、許可を頂き撮影をさせて頂きました
モデル違いで二種類の便器(小)
もちろん(大)も有田焼
トイレットペーパーホルダーも有田焼
ここまでくればもちろん手洗いも有田焼です
◯億円の間がスゴイ
丸兄商社さんには1億円の間、3億円の間、5億円の間、3つの◯億円の間があり、それぞれにはなかなか見ることのできない高額な有田焼の美術品が展示販売されています
1億円の間
金額はスゴイですが案内は結構カジュアル
こちらが1億円の間です
額皿や花瓶などを中心に展示されています
5億円の間
こちらが5億円の間。(こちらも金額はものすごいですが、案内はやはりカジュアルです)
右に写っている襖も有田焼で作られているのだそう
5億円の間に展示されていた座卓の中にはこんな精巧な細工の有田焼も
お値段はこちら
5億って数字を先に見ているので、一瞬リーズナブルに見えましたが、気のせいでした
3億円の間
3億円の間にも他ではなかなか見ることができない有田焼の美術品の数々が展示されています
え?写真とかないの?って野暮なことは聞かないでください
皆さんには是非、その目で見て欲しいのであえて載せていないのです
べ、別に撮り忘れてたわけじゃないんだから…
ちなみに一番高額な商品は
こちらのお皿
なんとお値段5,000万円
私を含め、5,000万円を手にしたことがない方がほとんどだと思います
そんな皆さんにもわかるように5,000万円をアルパカで換算してあげると、だいたい25頭くらい飼える値段です。これならわかりやすいですね
ちなみにこの大きさのお皿を焼くことができるサイズの窯がもうないそうなので、売り切れてしまったら2度と入荷することはないとのことでした
最後に
「有田焼のデパート」のキャッチコピーを持つ丸兄商社さんだけあって、有田焼の商品ラインナップは数百円のものから数千万円のものまで、かなり幅広く取り揃えていらっしゃいます
取り扱いをされている窯元さんも多いので、伝統的なものからモダンなものまで、一箇所で色々選べるのも魅力の一つではないでしょうか
弊社で制作させていただいた丸兄商社さんの通販サイトには、さすがに店頭と同じだけの商品数はありません。しかしながら、有田焼単体の販売サイトとしてはかなり豊富な品揃えです
ご自宅用や贈り物などをお探しの際はぜひ一度見てみてはいかがでしょう?
あ、そうそう。
結局看板ってどのくらいあるの?って気になっている方もいらっしゃるかもしれません。その回答は以下
黄色い看板が目印の丸兄です!実はスタッフも看板の場所を把握しきれていません(*_*) pic.twitter.com/onYbnsa2Zo
— (株)丸兄商社 (@arita_marukei) 2019年3月2日