こんにちは。ウラカワです。
みなさん自分のサイトやクライアントのサイトの検索順位チェックに何を使っていますか?
有名なGRCや有料サービスを使っている方がほとんどではないでしょうか。
今回は日本での情報がほとんどなく、かなりマイナー感の漂う「SERPOSCOPE」というオープンソースの検索順位チェックツールを見つけたので使用してみました。
SERPOSCOPEの特徴
- キーワード・ウェブサイト無制限
- 競合の追跡
- ローカル&カスタム検索
- ユーザーアカウント管理
- デスクトップPC、サーバーどちらでも実行可能
- プロキシとCAPTCHAのサポート
- オープンソース(MITライセンス)
- 簡単なセットアップ
公式サイトではこんな感じで紹介されています。環境を選べるのは良いですね。
キーワードはウェブサイト単位ではなくグループ単位で設定します。まずグループを作り、それからキーワードとウェブサイトを登録するという流れです。
データはキーワードの検索結果を丸ごと保存してるようで、同グループにあとから気になるウェブサイトを追加しても過去から現在までのデータが反映されます。
なので、特徴にある通り競合と比較しながら一緒に管理するのを想定した作りなのかもしれません。
あ、あと基本的にcronで勝手にデータ収集してくれますよ。
SERPOSCOPEの機能
- ユーザーアカウント管理(ユーザー毎に各グループの閲覧権限を設定可能)
- グループ・サイト・キーワード管理
- イベント情報の登録(メモ的な機能でテーブル表示のときに表示されます)
- 全体の要約表示
- サイト毎の順位変動の比較表示
- サイト毎のチャート表示
- サイト毎のテーブル(カレンダー)表示
- キーワード毎の検索結果一覧表示
- キーワード毎のチャート表示
- キーワード毎の検索結果一覧+チャート表示
- Google以外の検索対象追加(モジュールとしてカスタマイズが必要)
- Googleのドメイン指定(例:co.jp)
- Googleの地域設定(例:Paris,Ile-de-France,France)
- Googleのパラメータ設定(例:hl=fr&name=value)
- デバイスの設定(デスクトップorモバイル)
ユーザーレベルで使用する機能はこんな感じです。
基本的に検索エンジンはGoogleだけですが十分じゃないでしょうか。
あとはプロキシ、CAPTCHA、cronなどシステム側の機能もあります。
実際の画面紹介
ログインページ
まずはログイン画面です。ごくごく普通でシンプルです。
ダッシュボード
続いてホーム画面です。
ウェブサイト毎のスコアや履歴がテーブルで全て表示されます。
また、順位の割合と変動の表示に切り替えることが出来ます。
どちらをメインに表示するかは設定で変更可能です。
ちなみにレスポンシブになってます。
グループ管理ページ
登録したグループが一覧で表示されます。
特にこれといった機能はないです。
増えてくると並び替えの機能は欲しくなるかもしれない・・・
ウェブサイト・キーワード・イベント管理ページ
グループを選択すると、この画面になります。
上段がウェブサイト一覧。下段がキーワード一覧です。
並び替えは出来ません・・・
ウェブサイト毎の順位結果ページ
先ほどの一覧から見たいウェブサイトをクリックすると、キーワード別にテーブルで順位が表示されます。
ちなみにイベントを登録していると、#Calendar#の行にアイコンが表示され、アイコンをクリックすると登録した情報を見ることが出来ます。
順位の変動表示
右上のボタンで順位の変動表示に切り替えるとこの画面になります。
この表示はあまり使うことが無さそうな気がします。
チャート表示
右上のボタンでチャート表示にするとこの画面になります。
最初のテーブル表示と、このチャート表示が使用頻度高いと思います。
キーワード毎の結果ページ
取得最終日の検索結果をURLで一覧表示します。
特定の日付の結果を見るには、右上の日付の終わりの方を指定します。
このあたりの操作感は初見だとちょっと分かりませんでした。
残り2つの表示方法はウェブサイト毎のチャート表示と共通です。
(チャートを単独で表示 or URL一覧の下に分割で表示)
最後に
無料で手軽に使えるので、さっと確認するには凄く便利なツールだと思います。
が、場所によっては並び替え機能が欲しい・・・!
あとはクライアントへのレポート提出を考えるとCSV出力などの機能が欲しいですね。
(サーバーにインストールして、アカウント管理すれば直接見てもらうことは出来ますが)
まぁオープンソースなので不満点はカスタマイズすれば良いだけの話ですね!
検索順位チェックを自動化したい方、使ってみて損はないですよ!