ネコとわたしのふたり暮らしvol.12 仔猫を保護してしまったら

 

周囲が畑や田んぼに囲まれた土地に家を構えまして、お隣さんから採れたてのタケノコやほうれん草をいただいたり夜は蛙の大合唱をききながら眠りにつく今日この頃。こんにちわしょうやまです。
人は土から離れては生きられないのを感じます。

 

さて、今日は「もしも仔猫を拾ってしまったら」について。

うちはもう既にかわいい愛猫が2匹いるし、世話のことやこれからの事を考えても、もう一匹新しく迎える気は全くありませんでした。

しかし

ちょうど去年の今ごろ。まだまだ朝晩は冷え込む時もある、そんな時期。

聞こえてきた仔猫の鳴き声。目にしてしまったプルプルと力なく動く仔猫の姿。

というわけで、保護した体験談をしながら、保護した際に注意すべきこと等をご紹介していこうと思います。

保護する前に隔離する場所を確保しよう。

すぐに保護しに向かいたかったのですが、その前に仔猫を保護しておいておく部屋の整理と、一旦うちの猫たちを別の一室に隔離しました。

もちろん愛猫たちは後に開放しますが、仔猫を保護して家にいれてから隔離部屋へ落ち着くまでの間、仔猫が触れたものや、仔猫を触った自分の手や服、保護するときに使ったタオル等が、何かの拍子にうちの愛猫達に触れることがないように緊急避難です。

どんな病気を持っているかわからないし、ノミやダニ、いろんな虫が仔猫からどんな経緯で愛猫たちに届くかわかりません。

ここまで神経質になる必要もないとは思うのですが、念のために厳重にしました。

保護した仔猫は想像以上にノミだらけ

ひょいっと片手で握れるぐらい小さな小さな仔猫ちゃんで、とても小さくて弱弱しい感じがしました。

全身うっすらと汚れていて、顔は結膜炎で瞼が腫れあがってて涙でべちょべちょです。鼻もピンク色のはずなのですが色々な汚れがたくさん付着しています。

そして、話には聞いていたのですが、ノミが凄くてとても驚きました。

ふわんふわんの毛につつまれてなんてかわいい!!…と思ったのも束の間。よく見ると毛の奥の薄ピンク色の肌の表面を無数の虫たちがもごもごもごもご動き回っています。

1.5mmぐらいの大きさでまんまるな黒い粒。黒ゴマみたいな感じです。

ノミだと思うのですが、こんなに大きく膨らんでいるなんてたくさん血を吸ったのでしょう…;;

あまりの光景にぞぞぞっとなったと同時に、こんな小さい身体にこんなにたくさんのノミが張り付いてしまって、貧血にならないかな?痒さは尋常じゃないのでは…!と激しく心配に。

保護したらまずは病院へ。とにかく病院へ。

とにかく一刻も早くノミを駆除しないと…と、お風呂に入れてみました。

よく仔猫を保護した動画やブログを見ていて、お風呂に入れて虫を落とす。という事をされていたと記憶していたのでやってみたのですが

これが

全然落ちません!!!

ちゃぽ。とぬるま湯につけても軽く体をマッサージしても全然ダメでした。
毛が絡んで全く取れないしあまり強くしても仔猫の身体が心配です。

そうやって悪戦苦闘しているとネット検索していた夫が「保護したての仔猫は体力がおちているからお風呂に入れるなんてもってのほか!っと書いてあるよ。」と。

どちらもネットの情報なので不確かではあるものの、まったくもって虫が落ちなかったこと、仔猫がとても嫌がっていることを見て、お風呂に入れるというのは大失敗だと感じました><

そんなことよりもとにかくまずは病院へ。

病院でわかること

幸いまだ診察している時間だったのでそのまますぐに診てもらえました。

先生に診てもらえたことで、おおよその月齢がわかりました。

生後3週間~1か月ぐらいのはずなのに、体重が生後1週間ぐらいしかないこと。
生まれてから栄養を満足に採れていないため成長していないとのことです。

また、体温が低くとても衰弱している状態とのこと。
こんな状態で先ほどお風呂に入れてしまったことを激しく後悔です。。

月齢的にはミルクではなく離乳食の時期らしいので栄養価の高い離乳食をいただきました。

そして虫取りの薬を打ってもらいノミ問題は一安心。念のためうちの子たち用にもノミ取りの薬を出してもらいました!あとは結膜炎の目薬も。それから色々とアドバイスをいただいて、早速お家で実践です。

とにかく体温に気を配ろう

どうも体温が低くてこのままでは危ないらしいので、大きめの箱にたくさんタオルを詰めてふかふかに整えて仔猫の置き場所を作成です。

また、自分で発熱できないほど弱っているので、お湯をいれたペットボトルをタオルで包んだものを湯たんぽとして猫ベットの下や周囲に置きました。もちろんすぐ近くに水と薄めた仔猫用ミルクもおきます。

保護された仔猫は体温の維持が大事みたいですね。

仔猫というものはとても小さいし毛も未発達なため自分一人では満足な熱量を発熱できないうえに保温能力も低いみたいです。なので仔猫たちは兄弟で寄り添ってだんごになって眠るのだそうですよ。

トイレは最初からちゃんとできます

保護してすぐは何も食べなかったのですが、ミルクやお水は口にしました。そして広げていたペットシートまで自力で歩いてそこでおしっこをしてくれました。

なんていい子なんだろう!

そして次の日にはご飯も食べれるようになってくれました。

栄養価の高い食事を与えると、仔猫は下痢すると思いますが心配しないでくださいね。とお医者さんから聞いていましたが、本当ですね。

ペットシートに水糊みたいな柔らかさのウンチがねっちょりと。

あと踏んでしまったのでしょうね、お尻と足にもしっかりと液体ウンチがついていて、その足で歩き回ったのかウンチスタンプが周囲にたくさん…。すべて綺麗にふき取りました><

でもちゃんと自力で排泄してくれて偉い!

こんなに小さくても、身体が弱っていても、トイレする用の場所でトイレするのだなと、猫の凄さを改めて感じましたよ。

元気になってからが本番。やんちゃ仔猫

ご飯も食べて栄養がまわると体温も上がりドンドン元気になっていきました!

体重もすくすくと増えていってます。

ちなみに体重は毎日2回しっかり測って増えているかのチェックしました。グラム単位ではかれるように料理用のスケールを使います。

また病院へ行き、今度は虫の検査と病気の検査。予防接種の相談などをしました。あと結膜炎もまだ完治していないので追加でお薬を。

ここまでくるともうすっかり大丈夫。安心ですね。

そして次なる問題は、仔猫の成長スピードについて。

簡易的につくったケージもどんどんよじ登って乗り越えていくし、朝登れなかったところに夕方にはもう登れるようになってたり。

思いがけない速さでダッシュできるようにもなりちょっと目を離したらかんたんに見失います。

この仔猫隔離用の和室には、潜り込んだり入り込んだりする場所がないようにしたのですが、自分が思ってる以上に成長が早いので注意が必要だなと感じました。

飼い猫との顔合わせ

病気と寄生虫の検査の結果がでてから、満を持して愛猫たちとご対面へ。

ここまで小さい仔猫だと母性本能が働くのでしょうか?うちの愛猫たちは雄雌なのですが二匹ともすんなりと受け入れてくれました。

特に雌の子の可愛がりが激しくて。まるでお母さん猫になったみたい~。ずっと仔猫の後をついて回って世話を焼いてくれました。ありがたい。

雄の子も雌の子ほどじゃないけども仔猫を気にしてくれていて、よく遊び相手になってくれていました。そして眠るときは3匹一緒に団子になって眠ったり。

もう、見てるこっちが幸せです!!

保護してから一ヶ月、こんなに立派になりました。

特にお顔が、すっと猫らしい顔になりましたよね。目線もしっかりと合うようになりました。毛づくろいはまだ上手にできないようですが、うちの子たちがしょっちゅう舐めましてくれるので綺麗です。雌の子はつねに仔猫が視界にはいるように気に掛けてくれていました。

そんなわけで。

初めて仔猫を保護したのですが、この子自身の生命力のおかげと、うちの愛猫たちの性格が良かったからでしょうか。すくすくと元気になって、すんなりと猫たちと仲良くなってくれて。生後1か月近くたつのにまったく栄養がもらえてなくて発育が止まっていたあの仔猫とは思えないほど、見違えるぐらい元気にのびのびと育ってくれました。

今では猫好きな里親さんの元で、おっとりした先住猫ちゃんと一緒に元気に暮らしているみたいですよ♪

あの保護した日の翌日は朝から雨が降っていて、もう一枚羽織る程に気温が下がっていました。あの日あの時保護しなければこの子はきっとあの寒さに耐えきれなかっただろう…と思います。勇気をもって仔猫を保護してよかったです。

今回体験して実感したことは、

とにかくすぐ病院へ!なにはなくとも病院へ!

仔猫は体温に気を付けること。ペットボトル湯たんぽ大活躍

そして、既に猫を飼っている場合や幼い子供がいらっしゃる場合は、

何かしらが感染しないよう保護した仔猫の隔離場所を確保する

保護したすぐは、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる仔猫。そこを乗り越えて元気になったらご褒美タイムが待っていますよ。

仔猫って本当に、信じられないぐらいに愛らしくてたまらないです><

さて、元気になって可愛らしさをふりまけるようになったところで、里親探しを始めました。飼い猫たちとも仲良くなっていたし情も移っているのでとても辛いのですが、保護した猫を全部引き取っていてはキリがないのでできる限り引き取り手を探したいのです。

そんなわけで次回は里親さん探しについて紹介できたらと思います。

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