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by 漢ムラタ 漢ムラタ

ウェブデザイン技能検定について

ウェブデザイン技能検定について

こんにちは、春まで寝ていたいデザイナーのムラタです。

突然ですが皆さんはどんな資格をお持ちでしょうか?
資格にはメジャーなものだと漢検や英検、色彩検定、民間資格を含めると九州観光マスター検定というものまで多岐にわたって色々な資格があります。

今回はそんな資格の中でもwebに関する資格のひとつ「ウェブデザイン技能検定」についてご紹介しようと思います。

目次

  1. ウェブデザイン技能検定って?
  2. 受検申請の流れ
  3. 試験対策
  4. 当日の流れ
  5. 合格発表
  6. 最期に

ウェブデザイン技能検定って?

murata20150305-3

そのまんまですが、webサイトのデザイン(設計)を行う知識と技能を検定するもので、webに関する資格で唯一の「国家資格」となっています。(2015年現在)

国家資格とは

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。

文部科学省HPより

国家資格を取得することで、一般的に就職や転職の際に有利となることが多く、収入アップやキャリアアップなどにも繋がりやすくなります。

国家資格には4つの分類がありウェブデザイン技能検定は「名称独占資格」になります。

  • 業務独占資格…弁護士、公認会計士、司法書士など有資格者以外が携わることを禁じされている業務を独占して行うことができる資格。
  • 名称独占資格…栄養士や保育士など、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格。
    ちなみにウェブデザイン技能検定に合格した人は「ウェブデザイン技能士」を名乗ることが可能になり、名刺・ホームページ等に記載してドヤることが可能となるようです。
    ただし、その際は「1級ウェブデザイン技能士」「2級ウェブデザイン技能士」のように自身の等級を必ず明示する必要があります。
  • 設置義務資格…職業訓練指導員や衛生管理者など特定の業務を行う際に法律で設置が義務付けられている資格。
  • 技能検定…業務知識や技能などを評価するもの。

受検資格

ウェブデザイン技能検定は「学科試験」と「実技試験」の2部構成となっていて、受検するにあたって級ごとに以下のような条件があるのでよく確認してから受検するようにしましょう。

【3級】

  • webの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者
3級はこれだけです。
web業界で働いている人、これから働きたいと思っている人なら誰でも受検可能です。

【2級】

  • 2年以上の実務経験を有する者
  • 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者
  • 大学を卒業した者
  • 高度職業訓練を修了した者
  • 3級の技能検定に合格した者

ここでいう実務経験とはwebの作成や運営に関する業務に携わった経験のことです。

3級に比べて色々と条件がありますがこの内のどれか1つでも満たしていれば問題ないのでまだ比較的受検のハードルは低いと思います。

【1級】

  • 7年以上の実務経験を有する者
  • 職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験を有する者
  • 大学卒業後、3年以上の実務経験を有する者
  • 高度職業訓練修了後、1年以上の実務経験を有する者
  • 2級の技能検定に合格した者であって、その後2年以上の実務経験を有する者

最期の1級に関してはどの条件にも年数に違いはあるものの、必ず実務経験を有している必要があります。

また1級の実技試験は1級の学科試験に合格した者だけが受験できるようです。

実施地区

検定が実施される地区は等級によって異なり、3級の場合は北は北海道から南は沖縄までありますが、等級が上がるごとに実施地区は狭まり、1級ともなると東京と大阪の2箇所のみとなります。※ただし学科のみ福岡でも実施されます。

  • 1級実技…東京、大阪
  • 1級学科…東京、大阪、福岡
  • 2級…北海道、宮城、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、岡山、福岡、沖縄
  • 3級…北海道、宮城、埼玉、東京、神奈川、石川、愛知、大阪、岡山、福岡、佐賀、鹿児島、沖縄

ただ、これらの地区は団体受験の場合や今後の受検者数の状況に応じて変動していくようです。

その他詳しい概要は下記のHPよりご確認ください。

受検申請の流れ

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では次に受検方法やその後の流れをご紹介したいと思います。

まず自分が受検する等級の実施日と実施地区を確認します。ちなみに年度の内、検定は4回実施されます。
平成27年度の試験日程は

第1回(2級・3級)…5月24日(日)
第2回(2級・3級)…8月30日(日)
第3回(1級学科・2級・3級)…11月29日(日)
第4回(1級実技・2級・3級)…2月21日(日)

となっています。
1級の実技と学科だけはそれぞれ年に1度しかないので要注意です。

受検する日程が決まったら早速受検申請を行ないましょう。

受験申請にはネット上からの申請の他、インターネットスキル認定普及協会宛に申請書を送付することでも可能です。

ネット申請の流れは

  1. 事前登録(基本情報登録)
  2. 受検申請(受検級選択・免除申請・受検資格申請等)
  3. 決済方法選択(コンビニ・ゆうちょATM・銀行振込から選択)
  4. 申込み後3日以内(ただし受検申請期限直前は期限当日まで)に入金

という流れになります。入金だけは申込み後3日以内となるので忘れないように気をつけましょう。

受検にかかる料金ですが、3級が学科・実技ともに5,000円で合計10,000円
2級が学科6,000円、実技12,500円の合計18,500円となぜか実技の値段が跳ね上がります。

1級に至っては学科7,000円、実技25,000円の合計32,000円です。1級は実施地区も東京大阪に限られるため人によってはこれにさらに交通費が上乗せされ凄いことになりそうですね・・・。

決済が完了するとメールにて決済情報が届きます。
内容に間違いがないか確認して問題なければ後は受検票が自宅に届くまで待ちましょう。

受検票はだいたい受検日の2週間前くらいで届くみたいです。

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このような封筒で受検票が届くので、日付と時間、試験会場などの確認を必ずしておきましょう。

試験対策

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では合格に向けてどういった勉強をすれば良いのでしょうか。

ウェブデザイン技能検定は2007年に始まり、他の検定に比べれまだ認知度も高くないので参考書も少ないです。

ただ、ウェブデザイン技能検定HPには過去3回に出題された問題と答えが閲覧可能で、やっておいて損はないのでひと通りこれらの問題を解いておきましょう。

ただし答えは書いてあってもそれに対する解説などは一切かかれていないので答えにたいする理解度は低く、毎回ネット等で詳細を調べる手間もかかります。

インターネットスキル認定普及協会が推薦する問題集だときちんと答えに対する解説まで掲載されているので、過去問と問題集を併せて勉強するのがベストだと思います。

ちなみに実技は過去問を見ると分かると思いますが、毎回ほとんど同じような内容が出題されています。

実技が不安な方は過去問を何度か繰り返ししてスムーズに作業できるようになればほぼ問題無いかと思います。

学科の方はある程度過去問がそのまま出題されることもありますが、出題範囲が広く、インターネットにおける最新動向についても知っておく必要があるので、過去問全て解くだけでなく最新の情報についてもある程度知識を深めておくといいと思います。

個人的にここはもっと勉強しておくんだったなと思ったのはCSSでカラー指定する際の16進数カラーコードです。

当然全てのカラーコードを覚えるなんてことは絶対に不可能なので、「黒…#000000」「白…#FFFFFF」「赤…#F00」「青…#00F」「黃…#FF0」あたりを抑えておけば良いと思います。

というのも、自分が2級を受けた際に答えとなるカラーコードが分かっていてもどれがその色か分からず勘で答えるハメになった問題が2問もあったので…

また同じ問題がでるとは限りませんが、覚えておいて損はないはずです。

 当日の流れ

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持参品

福岡以外ではどうなのか知りませんが、自分が3級と2級を受けた限りでは試験は午前中が学科で午後から実技となっているので、早めに起きて頭をスッキリさせてから臨むといいですね。

また忘れ物がないように最終チェックもしておきましょう。

必ず必要となるものは下記の通りです。

  • 受検票…絶対に忘れないようにしましょう。
  • 身分証明証…次のうちのいずれか1つ、自己を証明する写真付きのもの
    1.運転免許証
    2.パスポート
    3.学生証
    4.社員証
    5.その他公共機関発行の顔写真付身分証
  • 筆記用具…HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム。実技しか受けないという人も必要なので注意。

また、これは実施する会場にもよりますが、学科が終わった後に周りに食事をとれるお店が無い、もしくは少し会場から離れないといけないので戻りの時間が不安ということがあります。

そういった場合空腹のまま実技を受けることになり、実技に集中できず、本来の力を発揮できない可能性もあります。

そうならないためにもカロリーメイトやウィダーインゼリーなど手軽にお腹に入れられるものを用意しておくといいですね。

現に私が受けた際に前の席の人から頻繁にお腹の鳴る音が聞こえていて、作業に集中しづらそうにしていました。

※ただし会場内での飲食が可能かどうかなど事前に調べておきましょう。

移動

車での来場は止めてなるべく公共の交通機関を利用するのがいいです。

もし車で来て適当な駐車場がなく違法駐車でもしてそれが発覚した場合は受検を取り消されることもあるようです。

試験開始1時間前から受付が始まるので余裕を持って家を出るようにしましょう。

会場

受ける級によって会場は変わりますが毎回一緒なのかどうかは分かりません。

自分が3級を受けた時は「純真学園」で2級は「アクロス福岡」でした。
最寄りの駅やバス停からどれくらいかかる下調べしておきましょう。

学科受付

学科の開始は10:30からですがその1時間前の9:30より受付が始まります。

会場の試験官に受検票と身分証明証を渡して受付を済ませたら、自分の名前と受験番号が書いてある机に着席して試験の説明が始まるまで勉強するなりして静かに待ちます。

この時間にトイレを先に済ませておくといいでしょう。

机の上には受検票と筆記用具(鉛筆又はシャープペンシル、消しゴム)のみ置きます。それ以外の荷物は机の下に置くなりして、近くの席の人の邪魔にならないようにしてください。

あと当然ですが必ず携帯電話の電源は切っておきましょう。

学科試験説明

試験開始30分前になると試験官による試験説明が始まるのでよく聞いておきしょう。

答案用紙と問題用紙が配られたら試験官の指示で答案用紙に名前と受検票番号を記入します。間違っても先に問題用紙を開いてしまわないように注意します。

学科試験開始

時間になると試験官の合図とともに試験開始です。
学科試験の時間は1時間となっています。

試験はマークシート方式なので1~4の中から該当する番号を大きくはみ出さないように気をつけて塗りつぶしましょう。

問1~15までが質問に対して正しければ「1」間違っていれば「2」を選択する内容で。問16以降は1~4の答えの中から適切なものを選択する内容になっています。(今後変わる可能性もありますが)

試験は開始から30分経過すると退出することができますが、一度退出すると再入場はできなくなるので最期にもう一度答案にズレがないかを確認して答案用紙のみを残して退出します。問題用紙は持って帰りましょう。

ちなみに試験終了10分前になるとまた退出できなくなります。

学科終了から次の実技受付開始まで30分しかないので、早めに退出できた人は会場付近で昼食を取りつつ先ほどの学科試験の自己採点を行ったり次の実技に向けておさらいするのもいいと思います。

実技受付

試験開始45分前になると今度は実技試験の受付が始まります。

学科で既に受付を済ませている人ももう一度受付をする必要がありますので受検票を準備しておきましょう。

受付を済ませると学科と同じく自分の名前と受験番号が書かれている席に着席しますが、学科の時と席が変わっている場合があるのでちゃんと確認しましょう。

用意されているPCですが、試験会場によるらしく自分が3級の時はデスクトップPCだったのですが、2級の時はノートPCでした。

このノートPCというのが意外とくせもので、普段デスクトップしか触らない自分にはキーの配置が異なるというだけで非常にやりづらく、打ち間違えなどもあり普段より作業スピードが著しく落ちる結果となってしまいました。

これは気をつけてどうにかなる問題ではないのでどうしようもないですが、もし普段自分が使用しているPCはとは違うタイプものを使用しないとならない場合は、せめて慌てず打ち間違えの無いように慎重に作業するといいでしょう。

当然ですが試験開始まではPCを操作してはいけないので待ち時間に少しでも触って慣れておこうとかそういうマネはしないようにしましょう。

 実技試験説明

学科と同じく試験開始30分前から説明が始まります。

机の上に受検票や筆記用具しか置けないなどの説明は一緒ですが、実技では試験で使用するPCの点検作業が追加されます。

問題用紙の前に「設備点検表および実技試験課題選択表」という用紙が配られます。(実技試験課題選択表は3級にあったかどうか記憶があやふやですが…)

配られた用紙には「モニターが正常に写るか」「マウスが動くか」「キーボードが正常に打てるか」などのチェック項目が書かれているので一つ一つ確認してチェックを入れていきます。

また2級では使用するソフトウェアについても正常に起動するかどうかの確認が必要になります。

2級で使用するソフトウェアは

  • Adobe Dreamweaver
  • Adobe Photoshop
  • Adobe Fireworks
  • Adobe Flash
  • メモ帳
  • TeraPad
  • サクラエディタ
  • Sublime Text

となっており。この中から自分の好きなソフトウェアを選択して作業します。

Adobeソフトのバージョンについては規定でCS4~6となっているようですが、自分の時はCS5でした。普段自分が使用しているバージョンと大きく異る人は事前に体験版などで操作感を確認しておくといいですね。

設備点検が終了したらその次に「実技試験課題選択表」という項目がありますが、これは試験問題の全5課題の内、最期の5問目だけ2種類の内1種類を自分で選んで作業することになるので、そのどちらを選択したかを記入します。
なので現時点では記入はせずに空欄のままにしておきましょう。

最期にデスクトップ上に作業で使用する素材が入った「data2」フォルダと作業したファイルを保存する「wd2」フォルダが存在しているかを確認します。
あるかどうか確認するだけでまだフォルダの中を展開しないようにしましょう。

確認後「wd2」フォルダの名前を変更して、末尾にアンダーバーと自分の受験番号を加えます。(例:wd2_00000000000)

実技試験開始

実技試験の時間は学科と違い2時間となっています。(3級も同じだったかは覚えてないです)

作業したファイルは前述の「wd2」フォルダの中に問題で指示されたとおりのフォルダを作成し配置します。

ただしこの中に配置するファイルは指示されたファイルのみなので例えば画像作成で保存した元ファイルなども置かないように注意してください。

実技も学科と同じく試験開始から30分後には退出自由となります。
そんなに早く作業が完了する人はそうそういないと思いますが…。

退出する際は提出フォルダの受験番号があっているか、作成した画像は指定された仕様通りか、作業したhtmlファイルはInternetExplorer・Firefox・GoogleChromeで正常に表示されるか、実技試験課題選択表に自分が選択した課題の番号を忘れずに書いているか確認しましょう。

問題用紙は持って帰る必要があるので、設備点検表および実技試験課題選択表のみ置いて帰りましょう。

これで試験の全ては終了となります。

合格発表

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合格発表の日程については試験説明の中で試験官が教えてくれると思いますが、試験日から約1か月後となっています。

平成23年度の時点での合格率は以下の通りです。

1級…23% 2級…48% 3級…60%

合格者はウェブデザイン技能検定HPにて発表されるので、それで合否の判断をします。
その際に自分の受験番号が必要になるので、試験終了後も捨てずに保管しておきましょう。

ちなみに学科・実技いずれか片方だけの合格の場合は「一部合格者」として試験合格日から2年以内に実施される試験で合格した方の試験が免除されます。

当然ですが一部合格では本来の合格とは異なるのでその級のウェブデザイン技能士を名乗ることはできません。

合格証書については1級は厚生労働大臣より、2級3級についてはインターネットスキル認定普及協会理事長よりウェブデザイン技能士の合格証書が送られます。

1級だけ厚生労働大臣からなのに2級3級は違うから1級だけ国家検定なんじゃないの?とか思う人もいるかもしれないですが、2級も3級も国家検定です。あしからず。

最期に

ウェブデザイン技能検定についてずらずらと書きましたがいかがでしたでしょうか?

今回書いた検定の流れですが、あくまで自分が受検した2015年2月現在での流れなので、今後変わってくる可能性はあります。

必ず技能検定HPに書かれている内容や受検票と共に送られてくる文書はよく読み、当日の試験官の説明はしっかりと聞いてください。

ともかく、3級なら学科さえ頑張れば比較的簡単に合格できるので今後webの業界に就職・転職したいと思われている方は取っておいても損はしないのではないでしょうか?
3級だけではちょっとアピールとしては弱いかもしれませんが…何も無いよりマシです

平成26年度より試験要項のHTMLの部分がHTML5になったりCSSがCSS3になったりと時間が立つにつれ新しい要素が増えたり仕様が変わったりと覚えることが増えていく一方なような気がするので、1級まで取りたい方は今のうちにいっきに取っておいたほうが良かったりするんでしょうか…。

この記事を読んでウェブデザイン技能士について興味がわいた方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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